JIS K7114:2001

01-04-2023 comment

JIS K7114:2001 プラスチック−液体薬品への 浸せき効果を求める試験方法 Plastics−Methods of test for the determination of the effects of immersion in liquid chemicals
1. 適用範囲
1.1 この規格は,プラスチック材料の試験片を,すべての外的拘束のない状態で,試験液に完全に浸せきする方法及びその結果生じる性質の変化を求める方法について規定する。 なお,ISO 4599,ISO 4600及びISO 6252で取り扱われている環境応力き裂 (ESC) は,この規格には適用されない。
1.2 この規格は,試験片の全表面を浸せきする試験だけを規定している(1)。 備考1. この試験方法は,プラスチック試験片の一部を湿らせたり,又は湿らせる時間が少ない場合,試験には適切ではない。
注(1) この規格の適用範囲にはないが,揮発性の液又はガスを発生する液を取り扱う場合には,試験片を液体上の気相だけの作用を受けるようにすることもできる。この場合には,この規格の指示どおりに正確に行えばよいが,試験片を液体上につり下げて容器を密封し,それを試験温度に保つのがよい。
1.3 この規格は,型成形材料若しくは押出成形材料,板,管,棒又はシートの形で得られるすべてのプラスチック材料で,厚さが0.1mmを超えるものに適用できる。ただし,発泡材料には適用できない。 備考2. この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 ISO 175 : 1999, Plastics−Methods of test for the determination of the effects of immersion in liquid chemicals (IDT)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
3. 原理 この試験方法は,試験片を規定温度で規定の時間,試験液中に完全に浸せきする。 浸せき前,及び試験液から取り出し後に,また,必要に応じて乾燥後に性質を測定する。乾燥後の測定は,同じ試験片で,できるだけ速やかに行う。
備考 この試験によって異なるプラスチックを比較する場合は,試験片が同じ形状,同じ寸法(特に同じ厚さ)のもので,内部応力や表面などの状態もできるだけ同じである必要がある。 次の項目を測定する方法が規定されている。
a) 試験液から取り出し直後,又は取り出して乾燥直後の質量,寸法及び外観の変化
b) 試験液から取り出し直後,又は取り出して乾燥直後物理的性質(機械的性質,熱的性質,光学的性質その他)の変化
c) 試験液の吸収量 試験液によってまだ作用を受けている材料の状態を確認する必要がある場合には,試験液から取り出した後,直ちに試験する。試験液が揮発性であって,試験液を除去した後の材料の状態を確認する必要がある場合には,試験液から取り出し,乾燥した後で試験を行う。この試験では,溶解成分の影響を求めることもできる。

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