C 3306:2000

01-01-2023 comment

C 3306:2000 ビニルコード
1. 適用範囲 この規格は,主として屋内で交流300V以下の小形電気器具に使用する塩化ビニル樹脂を主体としたコンパウンド(以下,ビニルという。)で絶縁を施したビニルコード及びビニルキャブタイヤコード(以下,コードという。)について規定する。
備考1. この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IECガイド21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している)及びNEQ(同等でない)とする。
IEC 60227-5 : 1997 Polyvinyl chloride insulated cables of rated voltages up to and including 450/750 V−Part 5:Flexible cables (cords). (NEQ)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 3005 ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法 JIS C 3102 電気用軟銅線 3. 種類及び記号 種類及び記号は,表1のとおりとする。
5. 材料,構造及び加工方法 材料,構造及び加工方法は,付表1及び次の各項による。
a) 導体 導体は,JIS C 3102に規定する軟銅線をより合わせたもの,又は硬銅線をより合わせた後焼きなまして軟銅にしたものとする。導体上に必要によって,糸を横巻きにするか,適切なテープを施してもよい。
b) 絶縁体 絶縁体は,
a)の導体の上に付表1に示す厚さのビニルを被覆する。その絶縁体の平均厚さは,付表1の値の90%以上とし,最小厚さは,付表1の値の80%以上でなければならない。単心コードは,この絶縁加工を終わったものをもって完成品とする。
c) 線心の識別 線心の識別は,次による。
1) シースのあるもの 絶縁体の色又は絶縁体表面の色,その他適切な方法によって行い,通常表3による。
2) シースのないもの 絶縁体の色又は絶縁体表面の色,絶縁体に施す突起などの形状又は絶縁体上に施す50mm未満の間隔で行う直線又は数字などの連続表示によって行う。
d) シース キャブタイヤコードのシースはビニルを用い,その平均厚さは付表1の値の90%以上とし,最小厚さは,付表1の値の70%以上でなければならない。
e) 2個よりコード 2個よりコードは,線心2条を層心径の20倍以下のピッチでより合わせる。 f) 平形コード 平形コードは,a)の導体2条を一定の間隔で平行に配列したものに,付表1に示す厚さのビニルを施したもので,2心が容易に切り離すことができる形状とする。 g) キャブタイヤ丸形コード キャブタイヤ丸形コードは,線心所要条数を層心径の20倍以下のピッチでより合わせ,介在物としてビニルで線心間のすき間を埋めた上にd)のシースを施す。また,介在物として綿糸その他の柔らかい繊維を使用することができる。 なお,その上に綿糸,その他の繊維又はテープを巻いてもよい。
h) キャブタイヤ長円形コード キャブタイヤ長円形コードは,b)の線心2条を密接して平行に配列してd)のシースを施す。この場合線心間のすき間をシース材料で埋める。
6. 試験方法 試験方法は,次の各項による。
6.1 外観 外観は,JIS C 3005の4.1(外観)による。
6.2 構造 構造は,JIS C 3005の4.3(構造)による。
6.3 導体抵抗 導体抵抗は,JIS C 3005の4.4(導体抵抗)による。 6.4 耐電圧 耐電圧は,次のa),b),c)のいずれかによる。
a) 水中 水中は,JIS C 3005の4.6
a)(水中)による。
b) 空中 空中は,JIS C 3005の4.6 b)(空中)による。
c) スパーク スパークは,絶縁体についてJIS C 3005の4.6 c)(スパーク)による。
6.5 絶縁抵抗
6.5.1 常温絶縁抵抗 常温絶縁抵抗は,JIS C 3005の4.7.1(常温絶縁抵抗)による。
6.5.2 高温絶縁抵抗 高温絶縁抵抗は,JIS C 3005の4.7.2(高温絶縁抵抗)による。ただし,規定温度は,ビニルコードについては60℃とし,二種ビニルコードについては75℃とする。
6.6 絶縁体及びシースの引張り 絶縁体及びシースの引張りは,JIS C 3005の4.16(絶縁体及びシースの引張り)による。

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