JIS B8386:2000

01-02-2023 comment

JIS B8386:2000 空気圧−標準参考空気
1. 適用範囲 空気圧機器・システムの性能を示すために,異なった大気条件下で求められた特性値が用いられているが,それらを関連づけるためには大気条件にかかわる変換係数が知られている必要がある。
この規格は空気圧技術上,空気圧機器・システムの性能を表示するための大気条件にかかわる標準値について規定する。
備考 この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参 考として併記したものである。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0142 油圧及び空気圧用語
備考 ISO 5598 : 1985, Fluid power systems and components−Vocabularyからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
ISO 558 : 1980, Conditioning and testing−Standard atmospheres−Definitions
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0142によるほか,次(ISO 558からの引用)による。
3.1 参考空気 (reference atmosphere) 確定したデータから適当な相関係数が得られる場合,異なる空気で決定した試験結果を修正・比較するために当事者間で合意した空気。
備考1. 標準参考空気又は参考空気は,測定された温度,湿度及び圧力が既知の法則に従う空気であ る。
2. 実際には,温度の相関係数が相対湿度と大気圧に関連する相関係数よりも影響が大きいの, 試験結果は温度に対してだけ修正されることが多い。
3.2 空気 (atmosphere) 一つ又はそれ以上のパラメータで定義した環境の条件。
− 温度
− 相対湿度
− 圧力
4. 標準参考空気
温度 相対湿度 大気圧
20℃ 65% 0.1MPa
備考 その量を自由状態の気体で示す場合,単位の後に略号ANRをつけて表さなければならない。
例 qv=xm3/s (ANR)
参考1. ISO 8778では,大気圧を100kPa [{1bar}] で表している。
2. JIS B 0142では,標準空気の大気圧は101.3kPaと定義している。
3. ANRの語源はStandard reference atmosphereのフランス語表記Conditions de l’atomospherenormale de referenceである。
JIS原案作成本委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 竹 中 俊 夫 東京工業大学名誉教授
(委員) 香 川 利 春 東京工業大学
藤 田 昌 宏 通商産業省
八 田 勲 工業技術院
橋 本 進 財団法人日本規格協会
村 井 孝 宣 財団法人機械振興協会
小 林 隆 博 株式会社神戸製鋼所
渡 並 直 トヨタ自動車株式会社
荒 木 義 昭 株式会社日平トヤマ
岡 安 英 雄 社団法人日本工作機械工業会
黒 部 昌 徳 東芝機械株式会社
藤 田 勝 石川島汎用機械株式会社
美濃越 昌 二 日本電気株式会社
久々湊 哲 夫 SMC株式会社
二 見 安 亮 CKD株式会社
木 原 和 幸 株式会社トキメック
梅 田 時 彦 川崎重工業株式会社
小曽戸 博 内田油圧機器工業株式会社
中 西 康 二 黒田精工株式会社
長 岐 忠 則 黒田精工株式会社
千 葉 誠 カヤバ工業株式会社
門 泰 一 太陽鉄工株式会社
石 井 進 内田油圧機器工業株式会社
山 崎 一 彦 山信工業株式会社
高 橋 克 彰 SMC株式会社
萩 原 正 治 SMC株式会社
根 本 圭 介 三菱電線工業株式会社
小 池 一 夫 イハラサイエンス株式会社
伊 藤 三 郎 株式会社コガネイ
竹 内 俊 一 オリオン機械株式会社
(事務局) 三 浦 吉 成 社団法人日本フルードパワー工業会
堀 切 俊 彦 社団法人日本フルードパワー工業会

                                           Related Information                                             Download
PS:Thank you for your support!
AGMA 2000FTM10-2000 pdf download JIS Standards

AGMA 2000FTM10-2000 pdf download

Carburized spur gears were tested to determine bending fatigue life under variable loads. Fatigue life in random tests is shorter than in block programmed tests. However, chronological order of loads in block programmed tests has insignificant influence....
Read More
AGMA 2000FTM2-2000 pdf download JIS Standards

AGMA 2000FTM2-2000 pdf download

The International Gearing Standard IS0 6336, in part 5, addresses the metallurgical requirements to achieve the rated service performance. For high quality carburise case hardened gears the heat treater is required to achieve, in conjunction with other...
Read More
JIS Z8739:2001 JIS Standards

JIS Z8739:2001

JIS Z8739:2001 音響−音響パワーレベル算出に 使用される基準音源の性能及び 校正に対する要求事項 Acoustics−Requirements for the performance and calibration of reference sound sources used for the determination of sound power levels 1. 適用範囲 この規格は,基準音源についての次の音響性能の要求事項を規定する。 − 音響パワー出力の時間定常性及び繰返し性 − スペクトル特性 − 指向性指数 音響パワー出力の安定性及び指向性が必要とされる音源の指向性指数は,通常は基準音源の適合性試験に付随して算出される。指向性測定のために(例外については5.5参照),適合性試験は半無響環境に限って実行できる。定期的検証測定の場合に,通常,周波数バンドの音響パワーレベルだけを測定する。この場合に測定は半無響又は残響条件で実施してよい。また,この規格は,オクターブバンド及び1/3オクターブバンドでかつ周波数重み付けAで,空気の特性インピーダンス(爀  一一洀㌰死地慎における音響パワーレベルで表すための基準音源として使用するための音源の校正手順を規定する。適合性試験及び検証のために様々な手順を規定する。 備考 基準音源は,例えばISO 9295のように,1/2オクターブバンドでの測定のために使っても差し支えない。 しかし,そのような状況ではこの規格で規定される安定性と再現性の限界は適用されない。...
Read More

LEAVE A REPLY

Anonymous netizen Fill in information